2008年の年明け間もない雪の降る森林ノ牧場に初めての分娩がありました。

まだ牛飼いにも慣れないスタッフに見守られながら無事に産まれてくれた仔牛。

みんなで喜びながら改めて仔牛を見てみるとなんと眉毛の長いことか。

ムラヤマ総理みたい、、、
というスタッフの一言から「ムラヤマ」と名付けられてしまった女の子でした。

体が小さく育ったため他の牛にいじめられることも多かったけれど
しばらくの間はツノを伸ばしたままで
他の牛に負けないように頑張って餌を食べていました。

途中から二本の乳房だけでの搾乳となってしまいましたが
森林ノ牧場の乳製品を支えてくれました。

京都で始まった森林ノ牧場が、那須に引っ越してきて
震災で放牧ができなくなったり
除染で牧場が復活したり

森林ノ牧場と一緒に成長してきたムラヤマ

革製品に生まれ変わったムラヤマを
今度はみなさんの手元の中で育ててくれたら嬉しいです。